貧乏な人がペットを飼う理由。原因は相当深刻なアレ

貧乏な人はペットを飼う
実際に経験した話ではありませんが例え話をしましょう。

AさんがBさんにお金を貸しています。
その額10万円。

Bさんは1ヶ月で返済するという約束をしましたが、3ヶ月経ってもAさんに返済はなされませんでした。
しびれを切らしたAさん、Bさんに督促を強めます。

Bさんは事情があって返済できなかったのですが、その理由とはBさんの飼っている犬が病気で手術をしたためお金がかかったため。

Aさんはそれでも約束は約束だからと詰め寄ります。

我慢していたBさんついにブチ切れ!
「ウチの犬に死ねっていうのですか!!!」

例え話ですが、こんな話ゴマンとあるのです。

このサイトの読者さんは、もうお分かりだと思いますが、「お金を返すこと」と「犬の命」は無関係です。
Bさんの主張、完全に間違っています。

間違っていますが、仕事をする上でこれに似た状況に遭遇することが良くあります。

Aさんにしてみれば、Bさんの犬の命などどうでも良い話。
10万円のお金を返せと当たり前言っているのです。

こういうのを論点のすり替えと言います。

Bさんは借金が返済できない正当理由になると考えているのでしょうが、犬の件は借金返済の正当理由になりません。
民法をよく読んだ方がいいですね。

今回の主題です。
貧乏な家程、動物の飼育率が高いと感じます。


自分の生活もままならないのに、動物の人生を抱え込むことなどできないはずなのにです。

何故、貧乏な人は動物を飼うのでしょうか?
それとも、動物を飼うから貧乏になるのでしょうか?

今回はこの点について思いを巡らしたいと思います。
と、その前に動物を飼う時のプロセスを考えてみましょう。

ペットを飼うきっかけとなるのは、
まず、どこかのタイミングで「かわいい!」と思っていると推測されます。
例えば、「ママ友が飼っていた」「ペットショップで見た」「テレビで見た」など
そうでないと、次の行動に移りませんからね。

かわいい!飼いたい!という欲求が出ただけでは人は買いません。

「飼う理由」を求めます。

ここで出てくるのが、「癒されるから」「頑張れるから」などという理由です。

さてペットを飼うという行為は、金銭的に考えれば1円のお金も生み出しません。
従って、これは浪費に該当します。

単純な考えで言えば、「癒し」>「お金」だということです。

カンタンに結論付けると面白くないので、もう少し考えてみたいと思います。
「癒されること」で仕事などの生産性が上がるのであれば、浪費が投資に代わる要素がありますよね。

もしそうであれば、この人は、癒されないと仕事ができない人という事になります。

私は、ペットを飼う人は「コミュニケーション能力がなく承認欲求が強い人」のではないかと感じます。

例えば友達が多い人。
ペットを買っているという話を聞いたことがありません。

友達が少なければ少ない程、ペットを疑似友達として扱います。
根っこの話をすれば、友達が少ないのは、コミュニケーション能力が低いからです。

コミュニケーション能力が低い人は、社会的承認も受けることが少ないので承認欲求が高まります。

ペットは、飼い主がいないと生きていけませんから飼い主を頼ります。
甘える行動をとります。

これが飼い主の「自分は必要とされている」という承認欲求を満たします。

人間の三大欲求は、食欲、性欲、睡眠欲と言いますが、
自分の承認欲求を満たしてくれる「承認欲求」は性欲よりも強いかもしれません。

つまり社会で承認欲求が満たされていない人が、自宅という狭い世界で自分の承認欲求を満たしてくれるペットを買うのではないか?
このタイプの人は、ペットを1匹飼って満足しません。
承認欲求は海で海水を飲むようなもの。渇きが癒えません。
次々とペットが増えていくケースが散見されます。

関連記事で書いたように、ペットを買うとお金がかかります。
猫で1匹で150万、トリミングが必要な犬などは300万ものお金がかかるのです。

世の中に癒しはたくさんあります。
「癒し」を求めるためにお金を使ってしまう貧乏思考だから、ペットを飼う人は貧乏なのではないか。
そう思う訳です。