給料が上がれば上がるほど破たんリスクは高まる理由

給料が上がっても
一般的に給料が上がれば生活も豊かになり、貧乏な人よりは破たんリスクが低いように思いますよね?

なぜ、給料が高いとリスクが高くなるのか?について触れていきたいと思います。

給料が上がると同時に上がるモノ

新入社員の時には年収300万円だったものが、次第に昇給し年収が1,000万になりました。
基本的にはハッピーです。

税金はどれだけ上がるか?

年収300万の実質手取り金額は約235万円程です。
若干話はずれますが、年収300万円の人は所得税、住民税、健康保険、年金などの各種の名目を併せて年間65万円ものお金を取られるのです。

割合にして21.66%。エライ割合です。
話、戻しますね。
一方年収1,000万円の実質手取りは約737万円になります。

年収が700万上がっても手取りは502万円しか上がらないんですね。
差額の198万円は国のみかじめ料、いや税金です。

生活レベルはどうなる?

年収が300万から1,000万になれば、気分も大きくなるというもの。
着るもの、身につけるものなどのレベルが年収300万とはけた違いになります。
住む場所も違います。
お付き合いする人のレベルも違います。

年収300万では、大学生がいくような居酒屋にしか行くことができませんが、年収1,000万ならちょっと食事をして2万円程度の夜景な綺麗なお店にもいくようになります。
給料上がると破たんリスク
前述したシュミレーションではどちらも独身の前提で計算を出しましたが、年収1,000万程度になっていれば年齢も重ねているでしょうから結婚もしている可能性が高いです。
お金だけの問題で言えば、結婚はコストが非常にかかる事項で、しかも継続してコストがかかり続けます。

給料の再現性

これが一番の問題なのですが、給料というのは当然その会社から得ているものです。
勤務している会社は、基本的にその人の能力に見合うだけの給料を払っていると推測されます。

しかし、勤務先の会社が変わったらどうでしょうか?
リストラを受けた社員が次の仕事を探すと、給料が大幅に下がってしまうことが多発していることはマスコミの報道などでで見たことがあると思います。

今の給料に再現性がないんですね。
転職して給料がアップするのは、肌感覚ですが2割もいれば良いほうだと感じます。

給料が上がっても破たんしない為には

給料が上がっても破たんしない為には、とにかく給料所得の内は生活レベルを上げないことです。
年収300万円の人の強みは、何と言っても、そこらへんで働けば300万円程度稼ぐことができます。

ここが年収1,000万円と圧倒的に違う所です。
年収1,000万取れる勤務先を探すことの方が圧倒的に大変ですから。

生活レベルを変えないようにするとカンタンに書きましたが、実際にやるのは本当に大変です。
筆者自身もそのことに気が付いたのは、最近。

給与所得しかない内は、できるだけシンプルに生活をしておくことが必要です。

給与所得の内、投資に回すお金をできるだけ増やし、不労所得を確保する。
不労所得が増えれば増える程、生活が破たんするリスクは低くなっていきます。

給料所得は不労所得を得るためのものだと割り切ってみてはいかがでしょうか?