マイホームは資産になるのか?ついに結論が出た

このブログでも何回もマイホームの事を書いているが、私の中で結論が出ました。

マイホーム、金を生まないのだから投資になりようがない。
では何なのか?
マイホーム
しいて言えば、マイホームを購入すると家賃の負担がなくなりますから、家賃相当のお金が得られることと同義です。
もっともその代わり、キャッシュで購入しなければ住宅ローンの返済という名の支出が増えますが。

また、修繕費という維持管理費も自己負担です。

結局、よほど地価が上昇する土地でなければ投資にはならない。ということです。
土地の価格が上昇しても、建物の価格は年々低下しますので「土地の上昇分」>「建物の低下」という事にならないと、やはり投資にはならない。ということになります。

物の価値は、相対的な差異です。
欲しいと思う人が多ければ多いほど、価値は上昇します。

人口減少が続く日本の国家。
高度経済成長からバブル崩壊、現在に至るまで、欲しい人がいるから不動産の価値が存在したのです。

この先の人口減少社会。
どれだけの土地が、「私も欲しい」と思うのでしょうか?

私は現時点で都心から1時間も離れたところに住みたいと思いません。
将来はもっと近くないと住みたいと思わないかもしれません。

既に空き家は820万戸も存在します。
九州の土地と同じ面積の土地が所有者不明となっています。
所有者不明というのは相続登記をしていない土地です。

さて、何かの対価としてお金を払う場合、投資、消費、浪費という三要素しかありません。
投資となりえないのであれば、残るは消費と浪費です。

浪費はそれが何の価値も生み出さないもの。
例えば、必要以上なお酒やお菓子。
ギャンブルなどです。

消費は日常生活に必要なもの。
例えば、食品代、水道代などです。

住むための家は必需品ですから、浪費にはあたらないことは分かると思います。

結局、マイホームは消耗品ということになります。
消耗品は、使うと価値が消滅します。

不動産も同じ。
払い終えるころには、近所は空き家だらけ。
人がいなければ商業施設、教育施設、医療施設がなくなるのは自然の道理。

所有している不動産はタダでも引き受けてがいない土地になるかもしれません。
そんな不動産でも、家賃タダで住めるのなら十分と思うかもしれませんが、空き家が激増した地域は家賃タダの家が珍しくない現象が起きます。

事実、過疎化が進んでしまったエリアは家賃タダの家がゴロゴロしています。

企業の利益が過去最高だという報道がされていますが、そんな状況になっても、日経平均も、土地の価格もバブルの記録を抜くことができません。

こんな状況で不動産が資産になると思う方が無理があります。