金儲けの雑誌を読んでも金持ちになれない理由

雑誌の情報は玉石混合
世の中にお金を儲ける本がたくさん出ていますね。

私が読んでいるDマガジンにも、ダイヤモンドサイ、日経マネーとか。

景気が良くなってい来ると、出遅れ株を狙えという記事がクローズアップされ、景気が悪くなると配当利回りの高い株特集が組まれます。

ゴルフ雑誌も同じテーマをサイクルでぐるぐる回っていますがそれと同じです。

でね。

この本を読んで実践すれば金持ちになれるのか?
あならはどう思いますか?

私の結論は、もちろんNO。

雑誌を読んで、逆の所をやれば儲かります。

たらいに水を入れて、手でぐるぐる回すと、水も回ります。
雑誌に書いてあることは、この水が一番集まっている部分の話。

水が一番集まっている部分を、投資の言葉で言えば「イナゴ」っていうのですが。

私が狙うポイントはそこじゃない。
一番集まっている部分の反対側に一番水が少ない所。
投資をするならココです。

光が強ければ影も濃くなるの言葉通り、人が興味を持っている部分は日向。
狙うは影です。

人の興味がない部分は、資金が引き上げられるところ、つまり安く買えるところです。

私は雑誌の投資情報をまともに見ないのですが、大部分の人は賞味期限が切れた情報が掲載されている雑誌を見て、「なるほど!」と膝を叩きネット証券会社にログインするのでしょう。

昨日友人と飲んでいてその友人にも話したことなんですが、私の持論として金融市場で素人が勝つのなら「低レバレッジ」で「長期戦に持ち込むこと」です。

プロは「短期間」に「高収益」を上げることを目的とするからです。
事務所の家賃も自分の給料も、顧客や出資者への利益も出す必要があります。
そしてそれはより1秒でも短い時間で1円でも多くの利益を出したものが評価される世界です。

つまりプロはパフォーマンスを出してナンボの世界にいるのです。
同じ土俵で戦うのなら、最低限同じスキルを持っていないと話になりません。

株にしてもFXにしても、短い時間に利益を出すということは、それだけムチャをすることになります。
決まった資金でより高い利益を出すためには、ハイレバレッジに寄ってきます。

少しの値動きで大きな利益も損失も出ますので、見切りが速いです。
対して低レバレッジであれば、少々の値動きなどに狼狽えることはありません。

実際、トランプ大統領が誕生した時短期間に乱高下をしたのは記憶に新しいですが、私はポジションを持ったまま平気で放っておきました。

「その内落ち着くだろう」と。
円高になったタイミングで、ロングのポジションは取りましたが。。。

そしてプロと素人の一番違う所。
それは、利益を確定しなければいけない所です。

前述した通りプロは、利益を確定し換金しなければいけません。
対して素人は、含み資産のまま放っておけます。利食いしなくて良いのです。

この差は歴然です。
雑誌の話に戻しましょう。

雑誌には証券会社などの専門家が、儲けるためのノウハウを出したりしてますが、あれはプロの話。
しかも、個人投資家には頻繁に売り買いしてほしいと思っている人の話です。

そんな人の話を聞いても意味がありません。
またカリスマトレーダーのような人も登場していますが、少なくともカリスマトレーダーのような人と同じ生活はできません。

証券会社の違いなどの基本的な情報は雑誌で取得することもありますが、こと投資手法に関しては一切目を通さない理由はそういう理由です。